中堅医薬品企業の行方
公開日時 2009/02/28 00:00
先回は「中外製薬と協和発酵キリン」についてふれたが、今回は「中堅医薬品企業の行方」について述べる。対象は内資の中堅医薬品企業である。これらの企業は今後2015年に向けて存続していけるであろうか?39社もある内資中堅医薬品企業まず内資中堅医薬品企業(以下中堅企業と略称)の定義であるが、ここでは内資大手・準大手10社である武田薬品、アステラス製薬、第一三共、エーザイ、大塚製薬(大鵬薬品を含む)、田辺三菱製薬、大日本住友製薬、塩野義製薬、協和発酵キリン、小野薬品を除く内資企業であると定義する。中堅の内資企業は医療用医薬品年商約1000億円以下の企業でもある。09年1月時点で製薬協会員企業は70社であり、そのうち39社が内資中堅医薬品企業。参天製薬を例外として、その年間研究開発費は約100億円以下(...