武田薬品 前立腺がんワクチン開発中止
公開日時 2008/10/19 23:00
武田薬品工業は10月17日、米セルジェネシス社(CGI)から導入し、CGI社が欧
米でフェーズ3を進めていた前立腺がんワクチンGVAXの開発を中止することで
合意したと発表した。
2本の臨床試験のうち1本はCGIの独立データモニタリング委員会から中止勧
告を受け、8月に中止。今回、もう1本の試験も中止した。発表によると、62
6人が登録され、ドセタキセルとプレドニゾン併用群を対照とした試験だった
が、延命効果を達成する可能性が30%未満であるとの独立委の見解を受けて判
断したもの。
武田は今年3月に同ワクチンの全世界の独占的開発・販売契約(一時金5000万
ドル)を締結していた。