第一三共は4月6日、次期主力品として期待する経口抗Xa薬エドキサバンについて、下肢整形外科手術患者における静脈血栓塞栓症の予防適応に関して国内での製造販売承認申請を行ったと発表した。同剤は経口の抗凝固薬。血管内で血液凝固に関与するXa因子を直接阻害する。
これまで実施した臨床試験結果から、1日1回の経口投与により、膝関節全置換術施行患者、股関節全置換術施行患者等における術後静脈血栓塞栓症の予防効果および安全性を確認している。なお、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防および、深部静脈血栓症、肺塞栓症患者における静脈血栓塞栓症の二次予防については、グローバル第Ⅲ相臨床試験を現在実施している。(写真は本社)