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小野・10年度決算 DPP-4阻害薬グラクティブ売上100億円突破 11年度は250億円を計画

公開日時 2011/05/12 04:01

小野薬品は5月11日、2011年3月期(10年度)決算を発表した。09年12月にDPP-4阻害薬としては先陣を切って発売し、11年1月には長期処方が可能になったグラクティブは売上高100億円を突破し、上方修正した売上目標を6億円上回る111億円となった。11年度は倍増の250億円を計画する。

同剤については、糖尿病専門医を中心にプロモーションを展開。専門医の評価をプライマリケア医に広げていくため、積極的に講演会や研究会を開催していった。長期処方解禁後もMRの配置や営業リソースの見直しはせず、同様のスタンスで取り組み。その中で同剤の効き目などを実感してもらえたことが処方拡大につながったとみている。

11年度は、現行でのスルホニルウレア剤、チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤との併用に加え、α-グルコシダーゼ阻害剤併用(10年6月申請)、インスリン併用(10年10月申請)の承認見込みによる選択肢拡大、日本人データの蓄積を提供していく活動を展開することでさらなる処方拡大につなげたい考え。

連結業績は、グラクティブほか抗がん剤投与に伴う悪心・嘔吐治療剤イメンド、骨粗鬆症治療薬リカルボンなどの新薬の売上増はあるものの、6%台半ばの薬価改定や約7割の長期収載品比率からくる後発品の影響を大きく受けて減収減益となった。11年度は増収増益を計画するが、これには4月に承認を受けた国内初の貼付型アルツハイマー型認知症薬リバスタッチなど上市を見込む4製品の売上は折り込んでいない。

【連結業績(前年同期比)11年度通期予想(前年同期比)】
売上高1352億5500万円(0.5%減)1400億円(3.5%増)
営業利益352億円(11.6%減)357億円(1.4%増)
経常利益375億4100万円(12.1%減)378億円(0.7%増)
純利益242億2200万円(13.1%減)245億円(1.1%増)

【10年度売上高(09年度実績)11年度通期予想、億円】
オパルモン錠401(446)385
オノンカプセル215(251)180
キネダック錠132(161)115
フオイパン錠110(127)90
オノンドライシロップ85(91)80
ステーブラ錠58(46)65
注射用エラスポール50(52)47
注射用オノアクト36(31)38
グラクティブ錠111(15)250
イメンドカプセル47(5)65
リカルボン錠20(9)22

お詫び
きょう午前、記事が欠落した状態になっておりました。深くお詫び申し上げます。
 

 

 

 

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