インテリジェンスの転職支援サービスDODAはこのほど、転職企業ランキング調査の結果を発表した。製薬企業では武田薬品が圧倒的な知名度と人気で３年連続1位を維持した。２位はアステラス製薬、３位はジョンソン・エンド・ジョンソン、４位はファイザー、５位はエーザイだった。

武田薬品、アステラス製薬、第一三共、エーザイの大手４社は例年通り、上位にランクインした。注目すべきは、ファイザーが昨年の16位から今年は４位に、グラクソ･スミスクラインが昨年の22位から９位に大きく浮上した点。インテリジェンスでは「ファイザーは本々の認知度に加え、禁煙治療のCM等の効果も表れているのではないか」と分析。GSKのランク上昇については「一般認知度は低いと思われるが、医療関係者の注目度の高い企業のため、業界従事者から得票を集めた可能性がある」としている。その一方で、大塚製薬が昨年の５位から今年は15位にランクを落とした。

全体的にみると、上位企業には武田薬品（１位）、エーザイ（５位）、第一三共（６位）をはじめ、ジョンソン・エンド・ジョンソン（３位）、小林製薬（８位）、ロート製薬（11位）、大正製薬（12位）など、CM等で一般の人の目や耳に触れる機会の多い企業が目立った。

調査は関東地域８県、関西地域２府４県、中部地域４県の25歳から34歳のホワイトカラー系職種（正社員）の男女に対し、ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査で回答を求めた（調査期間は３月５日～３月６日）。有効回答数は5000件だった。