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キャリアコンサルタントの独り言 第8回 転職理由『勤務地』の是非

公開日時 2011/08/22 04:00

 

 株式会社インテリジェンス
DODA
キャリアコンサルタント/メディカルグループ マネジャー
堀 学

 

 

全国転勤が基本となるMR職において、勤務地は大きな問題だ。結婚、出産、育児、介護などのライフイベントによって希望や環境は変化するし、辞令によって予想しない地域への避けられない転勤も発生する。キャリアカウンセリングの場では、強く勤務地を希望される方も多く、また勤務地を理由に内定を辞退されるケースも散見され、勤務地は転職可否を判断する上で、年収と並ぶ極めて重要な要因となっている。

 

では面接の場で、ストレートに勤務地を転職理由としてあげることは是なのか、非なのかどちらなのだろうか?

結論としては、勤務地を転職理由として伝えることは「是」だ。理由としては、何より勤務地が理由なのに、希望を明確に伝えておかないと配属地が別の地域となるリスクがあることや、面接官も転職理由だけで採用の合否を判断するわけではないためだ。

 

もちろん、該当地域での勤務地にニーズがない、あるいは勤務地の希望理由に納得感が薄い場合は、不合格と判断される(ありていに言えば、いま田舎なので都会に行きたいのです、という理由は仮に本音としても納得感薄く厳しい)。

 

おそらく、大多数の方が悩む点は、「勤務地の希望はあるものの、MUSTではなくWANTである場合にどうすればよいか」という点だと考える。その場合は、そもそも転職理由が勤務地ではないはずなので、本来の転職理由を伝え、あくまで希望として勤務地を伝えることが望ましい。

 

いずれにせよ、転職で一番に果たしたいものは何か、という点を明確にする必要がある。希望する企業に入ることなのか、希望する領域を担当することなのか、希望する勤務地で就労することなのか、希望する処遇を得ることなのかなど。実際、希望と異なる勤務地で転職し、その後成果を出すことで、希望している勤務地に異動することだってありえる。

 

改めて、希望の勤務地をかなえることが、本当に譲れない点なのかどうかを見極めることは重要だ。二兎を追うなとは言わない。但し二兎のうち、より大切な一兎が何なのかは、しっかり考えて欲しい。
 

 

 

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