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ニュージーランドの現地紙 プラザキサの死亡例を含む有害事業を報道

公開日時 2011/09/16 04:00

ニュージーランドでも抗凝固薬プラザキサ(一般名:ダビガトラン エテキシラート)の死亡例を含む有害事象が問題になっている――。9月11日付の現地紙・サンデー・スタータイムズが報じた。


プラザキサは、ニュージーランドでは商品名・プラダキサとして同国医薬品管理局が6月に承認したが、サンデー・スタータイムズ紙が関係者からの情報として伝えたところによると、同国の有害反応監視センターへこれまで入った報告によると、約50例の出血例があり、少なくとも高齢者で男女各1例から出血を原因とする死亡例があるとしている。


また出血症例の多くは75歳以上の高齢者で、喀血、直腸出血、脳出血などが報告され、服用中止で症状が改善されたものもあるものの、一部では大量の輸血を要したものや手術対応に至ったものもあるとしている。


同紙によるとニュージーランドでは約5万6000例のワーファリン服用患者がおり、数千例がプラダキサへの切替が行われているという。


オーストラリア&ニュージーランド血液学会の名誉幹事を務めるハンフリー・プルオン氏は今回の事態について、「プラダキサは現在、臨床現場で特段の配慮や計画もないなかで急速に浸透している。とりわけこの動きはプライマリーケア医で顕著で、なかにはこの薬剤の使い方を良く分かっていない医師もいる。そうしたなか、一部では極度に腎機能が低下している例など、本来使用すべきではない患者にも使われていることが明らかになっている」と危惧するコメントを同紙に寄せている。

 

 

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