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医療機関主催の講演会 外部講師招いて開催は7割 感染症対策や安全対策などで

公開日時 2011/12/02 04:00

医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、医療機関が主催する院内講演会の開催頻度などに関する調査結果をまとめた。講師を招いて講演会を開催している施設は全体の7割で、その頻度は月1回程度、4か月に1回程度、2か月に1回程度が2割前後でほぼ拮抗し、年1回程度は約1割との結果だった。講演会の内容は感染症対策、安全対策、経営改善、学術的内容など多岐にわたる。なお、「院内職員による勉強会・講演会のみ」との回答は18%、「勉強会・講演会はない」は12%だった。会員医師数は約4万人。

調査は10月24日~30日に実施した。有効回答数は2372件。調査は、医師会員が他の医師会員に日常診療の素朴な疑問を聞く形式で実施するもの。今回は、「院内講演会は自己啓発や生涯教育のために必要だが、講師を呼ぶと予算の側面もある。そこで製薬会社主催ではなく、病院やクリニックが主催となっている講演会を、どの程度の頻度で開催しているのか」という質問。

その結果、講師を招いて月1回開催との回答が21%と最も多かった。この回答医師からは「薬剤の説明や感染症セミナー、遺伝相談セミナーなど定期的に行っている。勉強会で病院のレベルを高めていかないとダメだと思う」(50代、腎臓内科)や「製薬メーカーなどに協力を依頼し、1月1回講演会を行っている」(50代、一般内科)、「医療安全や感染症などで講師を呼んでの講演会が多い。院内での研修会も多く、やや参加疲れが気になるが必要性は高い」(50代、脳神経外科)――などのコメントが寄せられた。

次に回答が多かったのが「講師を招いて4か月に1回程度開催」の20%だった。「院内感染関連が年2回と医療安全関連が年2回」(30代、一般内科)や「地域の開業医との連携のため講演会をやっている」(50代、泌尿器科)といったコメントが見られた。

◎予算なく講師呼べない

一方、「院内職員による勉強会・講演会のみ」との回答は18%で、「院内やグループ病院の医師が持ち回りで」(40代、脳神経外科)や「身内とメーカーで講師役を回している。外部から講師を呼ぶ予算がない」(40代、一般内科)、「公立病院だと予算やいろいろな縛りで講師を呼んでの講演などは難しい」(40代、精神科)などが見られた。

そのほか、「講師を招いて2か月に1回程度開催」が17%、「講師を招いて年1回程度開催」が12%だった。

 

 

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