アストラゼネカ 中国の後発品企業の買収を発表
公開日時 2011/12/13 04:01
アストラゼネカ社は12月8日、中国の後発品企業Guangdong BeiKang Pharmaceutical Companyを買収すると発表した。買収金額は非公表。2012年第1四半期までに買収を完了する予定だ。
Guangdong BeiKang Pharmaceutical Companyは現在、感染症向けの注射薬を主力としている。アストラゼネカ社は英医薬品メーカーのアストラゼネカ09年に上海の張江園区に1億ドルを投じて研究開発センターを設置し、今年10月には、中国・江蘇省泰州市にある医療産業開発区「中国医薬城(CMC)」に中国での同社の投資としては最大規模の2億ドルを投資じて新工場(2013年竣工予定)を建設すると発表している。
今回の買収について、アストラゼネカのアジア太平洋地域最高責任者のマーク・マロン氏は、「我々は人口増加と慢性疾患の増加、さらにはより良いヘルスケア環境を求める原動力となる個人収入の増加といった環境を抱える中国のような新興市場への投資を継続していく。今回の買収は、我々が革新的な医薬品、とりわけ現地で製造される世界基準のブランドジェネリックを提供することで、中国の患者のヘルスケアニーズに対して応えていく意向をより一層強めるもの」とコメントしている。