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国内後期開発品559品目、抗がん剤の開発品数はファイザーが断トツ首位 本誌調べ

公開日時 2012/01/12 04:02

 

本誌が製薬企業63社(内資42社、外資21社)の昨年11月下旬時点における後期開発品559プロジェクトを調査、分析したところ、抗がん剤は161品目と全体の3割弱で、がん領域の品目数で上位10社中7社が外資。ファイザーが15品目で断トツのトップだった。詳細(企業別後期開発品リスト)はミクスonlineに掲載中。

 

ファイザーが開発中の抗がん剤のうち2品目が現在申請中で、両剤とも今年上市が期待される。ひとつはALK融合遺伝子陽性の進行非小細胞肺がん治療薬でALK阻害剤のクリゾチニブ(現在申請中、オーファン指定)。コンパニオン診断薬と組み合わせて用いる次世代型の個別化治療薬であり、オンコロジー領域を強化する同社の期待の新薬として注目されている。また、分子標的薬スーテントの膵島細胞がん(根治切除不能の膵内分泌腫瘍)の適応拡大(現在申請中)も見込まれる。

 

2位以下をみると、ファイザーに続くのがGSKで12品目、中外製薬と大鵬薬品がともに11品目で3位、それにノバルティス(10)、アスオラゼネカとBMS(9)、バイエル薬品(7)が続いた。前回調査同様(昨年7月)、外資大手中心の開発領域であることが浮き彫りになった。

 

内資企業は武田薬品(6)、第一三共(6)がともにトップ10にランクインした。武田薬品はフェーズ3に分子標的薬や抗体医薬が4品目、第一三共は今年上市が見込まれる骨転移治療薬「ランマーク」(一般名:デノスマブ、申請中)や、同剤の乳がん補助療法への適応拡大を目指すプロジェクト(フェーズ3)が進行中。
 

 

 

抗がん剤の開発品数 企業ランキング
順位 企業名 抗がん剤 品目数
1  ファイザー 15
2  グラクソ・スミスクライン 12
3  中外製薬 11
4  大鵬薬品工業 11
5  ノバルティス ファーマ 10
6  アストラゼネカ 9
7  ブリストル・マイヤーズ 9
8  バイエル薬品 7
9  武田薬品 6
10  第一三共 6

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