習慣になった喫煙をやめるのは誰にとってもチャレンジだが、ティーンエイジャーの禁煙はとくに困難の度合いが高いと言われている。ニコチン中毒から抜け出すのが大変なだけでなく、ティーンエイジャーは周囲の友達からのプレッシャーを跳ね返すのがむずかしいからだ。（医療ジャーナルリスト西村由美子）アメリカでも特にティーンの喫煙率が高いと批判されてきたウェストヴァージニア州で行われた最近の実験プロジェクトの結果「ティーンの禁煙指導に運動指導を組み入れると、特に男子では、短期間の指導的介入でも運動指導をあわせると禁煙の成功確率がアップする」と報告され（9月19日付学会誌“Pediatric”掲載）、注目されている。実験は3ヶ月の禁煙指導。期間中、指導的介入の際に運動への誘導をしたグループとしないグループで禁煙成...