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MSD 阪大微研会の季節性インフルワクチンを国内販売 田辺三菱も販売継続

公開日時 2012/03/22 04:01

MSDと阪大微生物病研究会(以下、阪大微研会)は3月21日、阪大微研会が製造する季節性インフルエンザHAワクチン製剤をMSDも国内販売する契約を締結したと発表した。阪大微研会の同ワクチンを現在販売している田辺三菱製薬は今後も継続して販売し、MSDが販売元のひとつに加わることになる。MSDは今秋から2012年-13年シーズン向けに同ワクチンの販売活動を始める。

MSDが販売するのは、「ビケンHA」「フルービックHA」「フルービックHAシリンジ」――。いずれも季節性インフルエンザの予防に使用する孵化鶏卵由来の不活化ワクチンで、厚労省が年度ごとに指定するインフルエンザウイルスのA型株及びB型株を含有する。フルービックHAとフルービックHAシリンジは保存剤であるチメロサールや他の代替保存剤を含まない。インフルエンザワクチンは現在4社が製造しているが、阪大微研会のワクチンの市場シェアは開示していない。

今回の販売契約では、製造販売元が阪大微研会、販売元がMSDとなる。阪大微研会とMSDは、「販売面の提携を図ることで、より効果的に医療現場のニーズに応えられると考えている」とコメントしている。また、MSDは11のコアビジネスのひとつにワクチンを位置付けており、MSDにとってはワクチン製品のラインナップ強化の側面もある。MSDではワクチン担当MR(人数は非開示)を組織し、子宮頸がんワクチン「ガーダシル」、肺炎球菌ワクチン「ニューモバックス」、B型肝炎ワクチン「ヘプタバックス-II」などを販売中。ロタウイルス胃腸炎予防のためのロタテックは今年1月に承認を取得し、発売準備段階にある。

 

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