第一三共は３月23日、デノスマブの骨粗鬆症に対する承認申請を行ったと発表した。ヒト型モノクローナル抗体で、RANKリガンド（破骨細胞の形成、機能および生存に必須の蛋白質）を標的とする世界初の抗体医薬。

デノスマブは１月、「ランマーク皮下注」の販売名で「多発性骨髄腫による骨病変および固形がん骨転移による骨病変」を効能・効果として承認を取得している。今回申請した適応のほか、乳がん術後補助療法に関するグローバルでのフェーズ３試験、関節リウマチの国内フェーズ２試験、骨巨細胞腫に関する国内フェーズ２試を進めている。