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MRは電子情報をどう補完できるか  GSK幹部が講演

公開日時 2012/04/06 04:00

グラクソスミスクライン(GSK)のDeidre Connely氏(同社北米子会社社長)は3月21日の講演会で、電子カルテ(HER)の普及に伴い、医薬品情報を電子的に提供する環境となっても医薬情報担当者(MR)の役割は重要であり続けると話した。


同氏は、「我々の顧客は、MRが提供する医薬品適正使用についての専門的知識の価値を理解し続けたいと考えている。そのため、医師らは益々、我々にソリューションを提供し、エビデンス・ベーストな治療を支援してくれるビジネス・ツー・ビジネスのパートナーとなることを求めている」と医師らの要求を説明した。


医師にとっては、最新の添付文書情報、関連警告情報やREMS(リスク評価・緩和戦略)情報、ピア・レヴューの論文などは臨床現場で非常に価値が高い。Connely氏によると、これらの情報は、高度な訓練を受けたMRの専門知識によって、強化されうる場合があると指摘する。同氏は、「抗がん剤の場合、高度な訓練を受けたMRは、医師に対して服薬情報を説明し、静注治療の間、適正な投与を確保する目的で、薬剤の真の価値を加えることが出来る」と説明する。このような場合には、MRの役割と電子カルテは補完関係にあり、医師、MRともにより良い患者ケアに貢献できるとしている。


一方、一般開業医のA・J・Higgins医師は、「新薬の登場、名前の認知度、新適応、新剤型などに関する限り、これらのメッセージを伝達する効果的な手段はMR以外にはない。E-ディテイリング、メーリング、医学雑誌での広告でさえもMRが医師に対する1対1のコミュニケーション能力の基準に達するものはない」と電子媒体などよりも優れたMRの優位性を訴えている。


(The Pink Sheet  3月26日号より)  FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから


 

 

 

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