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先発MRの活動と長期収載品の継続調剤との関係 薬剤師の49.5%が「関係あり」

公開日時 2012/04/27 04:02

先発品メーカーや先発MRがどのような取組みをすれば、長期収載品を継続して調剤してくれるのか――。このような悩みに答えるためミクス編集部はこのほど、ネグジット総研の協力を得て薬剤師200人に意識調査を実施した。「先発メーカーの取組みによって、長期収載品を継続して調剤する方が望ましいと感じたことはあるか」との質問に薬剤師の49.5%(99人)が「ある」と回答。望ましいと感じた具体的な取組みの上位には、▽MRからの有益な情報提供▽患者説明用資材の提供――が挙がった。

調査結果はMonthlyミクス5月号(5月1日発売)で詳報するほか、ミクスonlineのプレミア会員(有料会員)向けに、ミクス本誌に掲載していない回答薬剤師のコメントを掲載する。

調査は4月4日~9日にインターネットで実施した。回答薬剤師の勤務属性は調剤薬局が95.5%、ドラッグストア併設調剤薬局が4.5%。また、回答薬剤師は30代以上が9割で、ネグジット総研は「回答者の多くが医薬品の採用や備蓄に何らかの形で関わっている薬剤師といえる」としている。

◎MRの定期訪問と患者説明資材の提供が効果大

簡単に調査結果を紹介する。長期収載品を継続調剤する方が望ましいと感じたことのある薬剤師99人に、そう感じた先発メーカーや先発MRの具体的な行動を複数回答可で聞いたところ、トップは、「担当MRからの有益な情報提供」で75.8%、次いで「患者向け資材の提供」で55.6%だった。これら上位2項目から大きく差がついたものの、3番手以降は、「担当MRの特許切れ前までの活動」24.2%、「調剤過誤防止の工夫」17.2%、「キャンペーン(納入価格)」12.1%――となった。ネットなどバーチャルではないリアルMRによる薬局訪問を薬剤師は評価し、薬剤師の日々の業務をサポートするような取組みに心を動かされると類推される。

とはいえ、50.5%(101人)の薬剤師は、長期収載品の継続的な調剤に先発メーカーやMRの取組みは関係ないと回答している。調査では、長期収載品からジェネリックに切り替えるきっかけも薬剤師全員に聞いた。4月上旬という調査時期との関係もあったと思われるが、「調剤報酬改定」が最も影響度が高く、これに次いで「患者負担の軽減」や「患者からの変更希望が多くなったと感じた時」の影響度が高かった。ジェネリックの製剤工夫、安定供給体制、品質向上は、それぞれ一定程度の影響度の高さが確認されたものの、「なんとも言えない」との回答割合も高かった。また、「卸からの推奨品キャンペーン」の影響度は、「なんとも言えない」との回答割合が最も高かったが、「影響はない」「全く影響はない」との回答割合の高さも確認された。

 

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