メディサイエンス エムスリー提携に伴うCSO新サービス 長期品も照準
公開日時 2012/07/23 04:01
CRO・CSOを展開するメディサイエンスプラニングの浦江明憲社長は7月20日、都内で本町記者会加盟社と記者会見し、5月に発表したエムスリーとの資本・事業提携の中のCSO事業の今後の展開についても記者の質問に応える形で触れた。エムスリーのeディテールサービス「MR君」とMR活動と組み合わせる形で展開することで「パフォーマンスの高いMR活動にしたい」とし、長期収載品のディテールが新サービスのターゲットの1つであることを明らかにした。
長期収載品は、コストの面から人手をそれほどかけられないが、eだけでは効果は不十分といわれており、そこに効果的な新たなサービス展開が可能とみているようだ。今後の新サービスについては両社で詰めているといい、「年内中に随時、サービスラインナップを出していきたい」と述べるにとどまった。
同社全体の11年8月期売上高は71億円で、うちCSO事業は7億円程度。13年8月期には全体で約100億円、CSO事業は10数億円を見込む。浦江社長は、CSO事業について「トップグループに入るようにするのが中期的な目標」と述べた。当面は、MRの「e武装化」でサービスの差別化を図る方針という。