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12年7月度病院薬剤採用調査 トップはイグザレルト

公開日時 2012/09/06 04:02

ミクス編集部が行った2012年7月度病院薬剤採用調査によると、トップは抗血栓薬イグザレルト(バイエル薬品)で、2カ月間トップだった骨病変治療薬ランマーク(第一三共)は2位だった。両剤とも医師からの要望による採用が多く、新規性と既存薬と比べた有効性が評価された。また、4位に高血圧治療薬アジルバ(武田薬品)が入ってきた。アジルバ(一般名:アジルサルタン)は、国内7成分目のARBで、これまでの臨床試験の結果から、従来のARBよりも高い降圧効果を持つと期待されている。武田薬品では、MR2000人に加えて、エムスリー社が提供する「MR君」を活用し、強固な情報提供体制を敷き、同剤の早期市場浸透を図る構え。初年度の売上として35億円、ピーク時の16年度に637億円の売り上げを見込む。

◎新規処方調査 新規処方トップはイグザレルト、ネキシウムが2位に
 

医師の新規処方ランキングでは、抗血栓薬イグザレルト(バイエル薬品)が3カ月連続でトップ。新規性と他剤に比べた有効性が評価された。第2位には、プロトンポンプ阻害薬ネキシウム(アストラゼネカ)が、第3位には肺がん治療薬ザーコリ(ファイザー)、2型糖尿病治療薬シュアポスト(大日本住友製薬)、骨病変治療薬ランマーク(第一三共)がランクされた。これらの薬剤は、有効性が評価された。
 

調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から80病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお 願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師についてインターネットより回答を得た。 

 

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