乳がん発見に「しこり」体験が一役 しこり入りストラップを無償配布 AZ
公開日時 2013/01/10 04:00
アストラゼネカは、乳がん啓発イベントの一環で行ったアンケート調査の結果、早期に乳がんが発見された場合の10年生存率が約80%であることを知っている女性が3割程度に留まったと発表した。また、いろいろな啓発ツールの中で、実寸大の乳房モデルに埋め込まれたしこりを指で触れる「しこりタッチ」が最も評判がよかったこともわかった。
同社は、「『しこりタッチ』のような体験が、乳がん啓発や検診受診促進の一助になる可能性が示唆された」とコメント。同社では、簡単にしこり体験ができ、しこりの感触を日々忘れないように、一般の希望者を対象に、「しこり入りストラップ」(写真)を無償配布した。
啓発イベントは10月13日、14日に大阪駅旧砂時計広場で行われたもの。イベントブースを訪れた女性のうち、20代以降の女性537人の回答を集計した。その結果、日本人のがん罹患率(男性がおおよそ2人に1人、女性がおおよそ3人に1人)の認知率は49%だった。早期に乳がんが発見された場合の10年生存率の認知率は31%で、年代別にみると、20代が20%、30代が28%、40代が35%、50代が33%、60代が48%、70代以降が63%――だった。
【おことわり】 「しこり入りストラップ」の配布は終了しています。(ミクス編集部)