日本アルコン、チバビジョンの社長に松村氏就任 13年度末の両社統合を推進
公開日時 2013/01/10 04:01
ノバルティスグループのアイケア事業部門である日本アルコンとチバビジョンはこのほど、両社の代表取締役社長に松村誠一郎氏が1月7日付で就任したと発表した。松村氏は社長就任を機に両社に1月1日付で入社した。前職はGEヘルスケア・ジャパン執行役員アジアパシフィック超音波本部長。なお、日本アルコン前社長のトム・ドゥーリー氏は7日付で退任し、同社を退社する予定。チバビジョン前社長の早川豪一氏は7日付で同社代表取締役相談役に就任した。
グローバルのノバルティスは2011年にアルコンを完全子会社化、日本でもアルコン、チバビジョン、ノバルティス眼科領域製品の統合に向けた準備を進めている。ノバルティスホールディングスジャパンの三谷宏幸社長は松村新社長の就任にあたり、「松村が両社の社長に就任することで、サージカル製品、医薬品、ならびにビジョンケアの3つの事業をすべて集約し、2013年度末を目標に、両社の統合をさらに推進してくれるものと期待している」とコメントした。
日本アルコンはノバルティスグループのアイケア事業部門において、サージカル製品、医薬品、レンズケア製品と、アイケア領域の幅広い製品を提供している。チバビジョンは同事業部門において、コンタクトレンズやレンズケアなどビジョンケア製品を提供している。
松村新社長は1985年に京都大工学部を卒業後、味の素に入社。ボストン・コンサルティング・グループを経て、日本ベクトン・ディッキンソン診断薬ビジネスゼネラルマネジャーに就任。直近では、GEヘルスケア・ジャパン執行役員アジアパシフィック超音波本部長として勤務していた。