【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

女性医師の出産と働き方 時短希望も約半数がフルタイム 病児保育探しに嘆きも ケアネット

公開日時 2013/01/25 04:00

ケアネットは1月24日、女性医師を対象に実施した出産後の復職に関する意識調査結果を発表した。今後出産を考えている女性医師の約7割が「短時間あるいは非常勤での復帰」を望んでいるものの、実際に子どもがいる女性医師では、半数近くがフルタイムで復帰していることがわかった。産後の生活での不安材料を上位3つまで選択してもらったところ、子どものいる女性医師の回答で最も多かったのは「保育所や病児保育などの施設利用」で48.9%だった。同社によると、自由コメントには、病院勤務にもかかわらず病児保育探しに奔走していることを嘆く声も多く見られたという。

調査は12年12月19日~29日に実施した。対象はCareNet.com会員の女性医師。有効回答数は1000人。内訳は子どもがいる女性医師が612人、子どもがいない女性医師が388人。年代は20代75人、30代402人、40代339人、50代144人、60代以上40人――。

産後数年間の働き方について、子どもがいる女性医師の調査結果を見てみると、「同じ施設にフルタイム勤務」(37.7%)と「別の施設でフルタイム勤務」(8.4%)を併せて46.1%の医師がフルでの復帰だった。一方、時短勤務や非常勤勤務は、「出産前と同じ施設」が27.0%、「一度退職し、別の施設で」が22.1%――。時短や非常勤の勤務は若い世代ほど増えるが、30~40代の医師からも「フルで復帰するか退職かを迫られた」「上司の理解がなかった」といった声が多数寄せられ、近年でも、育児に対する理解が乏しいことをうかがわせる結果となった。

また、「実は女性同士の方が冷たい」(40代、大学病院)、「意外だったのは独身女性の同僚や子育て経験のある15~20年上の女性医師の視線が厳しいこと」(20代、大学病院)といった意見も複数見られた。

産後の生活での不安材料では、子どものいる女性医師のトップ3は、「託児所・保育所・病児保育など子どもを預ける施設の利用」(48.9%)、「医療技術・知識が遅れること」(42.8%)、「臨床現場の感覚が薄れること」(41.0%)――。現在子供がいない女性医師の不安材料では、トップ3の項目は変わらないものの、順位が「臨床現場の感覚が薄れること」(48.0%)、「医療技術・知識が遅れること」(46.8%)、「託児所・保育所・病児保育など子どもを預ける施設の利用」(39.6%)――となった。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い   良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー