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鼻閉症状のあるアレルギー患者の約4割 医師に症状伝えず 治療に諦め感か サノフィ調査

公開日時 2013/02/06 04:02

サノフィはこのほど、鼻閉症状のあるアレルギー性鼻炎患者の約4割が、医師にその症状を自ら伝えていないとの意識調査結果をまとめた。自ら伝えていない理由として最も多かったのが、「鼻づまりがあっても、治療は変わらないと思うから」だった。同調査を監修した山王病院耳鼻咽喉科の倉島一浩氏は、「過去の経験から治療に期待を持たなくなったことや、治療に対する不信感や諦め感があると考えられる」とし、医師が患者により積極的に聞きとりを行い、患者の治療満足度向上に取り組むことが重要と指摘している。

調査は、アレルギー性鼻炎患者を診察する医師300人と、鼻閉症状のあるアレルギー性鼻炎で通院している患者1000人を対象に行った。医師調査は2012年5月11日~15日に、患者調査は12年4月13日~19日に、それぞれ実施した。いずれもインターネット調査。

医師調査でアレルギー性鼻炎患者の鼻閉症状を聞いたところ、何らかの鼻閉症状を有する患者は78.0%、中等症以上の鼻閉症状は50%以上となった。

次に患者調査で、鼻閉症状で困ったことがあるかどうかを聞いたところ、患者の92.9%が「困ったことがある」と答えた。鼻閉の時間帯では22時~23時が最も多く、日常生活で支障をきたすこととして「十分な睡眠がとれない」との回答が8割超と最も多かった。

そして現在使用している治療薬では「鼻閉がスッキリとれない」と症状が緩和されていない患者が約8割にのぼるが、患者から医師に鼻閉症状を伝えたのは63.8%に留まった。残り約4割は「自分からは伝えなかったが、医師から確認されたので伝えた」「特に伝えなかった」との患者。患者から医師に伝えなかった理由を複数回答可で聞いたところ、理由の上位は「治療は変わらないと思うから」(26.5%)、「鼻づまりの症状がいつも出ているわけではないから」(25.1%)――だった。

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