米国発 医師の自殺
公開日時 2013/03/18 04:00
アメリカでは毎年およそ400人の医師が自殺している。医者の不養生と言う表現があるが、実際には、アメリカでは心臓病や癌での医師の死亡率は一般の人々に比べてかなり低い。だが、自殺率は一般平均よりも高く、問題視されている。(医療ジャーナリスト西村由美子)また、医学生についても、自殺が死亡原因の第2位(1位は事故)となっている。自殺方法としてもっとも多いのは服薬で、次に多いのは銃器である。その専門知識の故であろう、医師の自殺は成功率が高い野が特徴である。自殺の原因となる鬱病の罹患率は、医師の場合は12%(男性)/18%(女性)と一般と同水準であると言われている。しかし、医師は自らの鬱病を申告しない傾向が強いというのが定説となっており、実際の罹患率はやや高いものとみられる。また、医学生野鬱病は15−3...