【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

C-MRの活用 準大手企業で広がり 約3割が専門MR 日本CSO協会12年度調査

公開日時 2013/04/05 04:02

 

日本CSO協会は4月4日、会員9社を対象にした2012年度実態調査結果を発表した。稼働するコントラクトMR(C-MR)は3365人で、11年度と比べて10.8%増。全MRに占めるC-MRは0.3ポイント増の5.3%となった。CSOを活用する企業数が3社増えて70社に達したことや、1社あたりのC-MR数が増えたためで、特に準大手企業クラス(MR数1000~1499人)の大幅増が後押しした。
 
C-MR3365人のうち、外資での活用が約6割、内資約4割。この中で準大手企業クラスで活用するケースが目立ち、外資では368人(11年度)→651人(12年度)、内資313人→441人に増えた。CSOを活用する製薬会社1社あたりの平均C-MR数は、大手クラス(MR数1500人以上)は115人(11年比較15人減)、準大手クラス(MR数1000~1499人)は137人(同61人増)、中堅クラス(MR数500~999人)は49人(同14人増)と、準大手クラスに大規模活用の動きがみられた。
 
担う領域については、C-MRの38.9%が全製品を担当するジェネラルだが、中枢神経やがんなどの専門MRも27.9%と約3割に上った。
 
長期品の営業サポート 効率良いサービス必要 清水会長
 
C-MRの67.5%が「主力品強化」目的の業務に従事し、次いで「欠員補充」(37.2%)、「新薬上市」に伴う営業強化(36.6%)と続く。近年の伸び率として高いのは産休MRの補充、非主力品のカバー、ジェネリック営業強化、長期収載品の営業強化。
 
長期収載品については、厚労省が次期薬価制度改革で薬価を引き下げる方針にあり、人材、コストなど営業リソースの見直しする動きが製薬企業の中で出てきている。人材サービスのCSOとしても動向が気になるところだが、その点について同協会の清水昇会長(写真 クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン社長)は終了後の会見で、eディテールと組み合わせるなどマルチチャネルサービスを行うCSOが出てきていることを挙げ、効率良いサービスを提供することで商機を獲得できるとの認識を示した。
 
なお、調査は会員9社を対象に12年10月1日現在の状況をみたもの。
(速報版を記事にした1月29日号で一部既報)
 

 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー