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ノバルティス COPD治療薬ウルティブロを発売 初のLABA/LAMA配合剤

公開日時 2013/11/21 03:51

ノバルティスファーマは11月20日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬ウルティブロ吸入用カプセルを発売したと発表した。LABA(長時間作用性β2刺激剤)のインダカテロールマレイン酸塩(製品名オンブレス)とLAMA(長時間作用性抗コリン剤)のグリコピロニウム臭化物(同シーブリ)の配合した日本初のLABA/LAMA配合剤。異なる気管支拡張作用の2成分により呼吸の苦しい症状を改善する。専用に吸入器プリーズヘラ―を用いて1日1回吸入する。

 
配合したそれぞれの成分の単剤であるオンブレスは11年、シーブリは12年に発売している。同社は、単剤では効果が十分ではなどで2剤以上の併用が必要になり、その際に薬剤ごとに吸入用デバイスを変更しなければならないといった患者の煩雑さを解消できるとしている。
 
薬価は271.00円(1カプセル)。同社が薬価算定時に提出した資料によると、ピーク時の10年後には投与患者数30万人、販売金額180億円と予測している。
 
COPD治療用配合剤では、グラクソ・スミスクラインが販売するアドエア(1日2回)と、アストラゼネカとアステラス製薬が扱うシムビコート(1日2回)がある。いずれも気管支拡張作用を持つLABAと抗炎症作用を持つICS(吸入ステロイド)の配合剤。
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