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日本イーライリリー 業績好調でMR200人増員 20年までに国内トップ10入りへ

公開日時 2014/03/19 03:52

日本イーライリリーのパトリック・ジョンソン社長は3月18日、都内で開いた業績会見で、2014年にMRを200人増員する計画を発表した。現在のMR数は約1600人。抗精神病薬ジプレキサや骨粗鬆症治療薬フォルテオといった主力品が好調なほか、申請中の新薬が複数あることから営業体制を強化する。同社は20年までに国内売上を10位内とする目標を掲げている。

 

13年の日本市場の売上は1920億円(薬価ベース)で前年比9%増となる。14年は売上2000億円の大台に乗せることが目標で、前立腺肥大症に伴う排尿障害の適応でタダラフィル(一般名)の発売を予定している。

 

この日会見に臨んだジョンソン社長(写真左)は、欧州各国の支社でマーケティング部門の主要ポジションや社長を歴任し、14年1月に日本イーライリリーの社長に就任した。日本での事業展開では、09年以降の新薬や追加適応の承認取得が年平均5品目程度だったことを引き合いにしながら、14年以降も同様の承認取得が見込めると指摘。その上で、「成長曲線を引き続き伸ばしていく」と意気込みを語った。年内にも全国23カ所の営業拠点を回り、MRを含む社員と対話を重ねるとしている。

 

◎インスリン・グラルギンのバイオシミラーも申請中

 

会見では、同社開発本部長の藤本利夫氏が開発パイプラインについて説明し、ファーストインクラスを見込む開発薬として、アルツハイマー病治療薬で抗アミロイドβモノクローナル抗体のソラネズマブや、循環器疾患薬でCETP阻害薬のエバセトラピブを挙げた。これらはいずれも国内フェーズ3の段階にある。

 

申請中の品目では、▽経口血糖降下薬のSGLT2阻害薬エンパグリフロジン▽アミロイドPETイメージングのAV45(開発コード)▽持効型インスリン・グラルギンのバイオシミラー――があることも示された。藤本氏はバイオシミラーの開発について、今後の可能性は否定しなかったものの、現時点で他に開発中のバイオシミラーはないと説明した。

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