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糖尿病新薬「早く使ってみたい」非専門医は2割未満 同類薬多く「分かりにくい」は5割

公開日時 2014/04/10 03:50

マーケティングリサーチ会社のインテージが糖尿病診療に携わる医師を対象に実施した調査によると、「新しい作用機序の薬剤を早く使ってみたい」と考えている医師が、専門医では45%だったのに対し、非専門医は18%にとどまることがわかった。非専門医の3分の1は「いろいろな作用機序の薬がありすぎて、その使い分けが難しい」と回答しており、新薬処方に消極的な背景に情報や知識の不足があるものと推測された。

 

調査は1月31日~2月6日に実施したもの。調査対象は、同社グループ会社のアンテリオの医師パネルうち、19床以下の施設で直近1カ月に、2型糖尿病患者30人以上に薬物治療している医師。有効回答医師数は計200人で、内訳は専門医86人、非専門医114人。方法はインターネット調査。

 

糖尿病治療薬は現在、標準的治療として用いられているDPP-4阻害薬が7成分8製品ある。14年中には新規機序のSGLT2阻害薬の発売が見込まれ、4月9日時点で4成分5製品が承認済み、2成分が申請中となっている。こうした状況を反映してか、非専門医の半数が「同じ作用機序の薬でもいろいろなブランドがありすぎてその違いが分かりにくい」と回答し、「患者さんの状態に合わせた薬剤選択が的確にできているか不安になることがある」とする医師も45%に上った。

 

◎医師のニーズとMRの情報提供にギャップも

 

非専門医がMRに期待している情報内容では、▽自社薬剤の特徴▽自社製剤をどのような患者さんにどのように使用したらよいか▽いろいろな薬剤の使い分け――の各項目がいずれも7割を超えた。実際にわかりやすく説明できているか聞いたところ、「自社製剤の特徴」については66%、「自社の薬剤をどのような患者さんにどのように使用したらよいか」については53%が「(説明)できている」と評価していたが、「いろいろな薬剤の使い分け」では38%にとどまっていた。

 

また、非専門医の7割近くが「患者さんの治療を第一に考えた説明をしてほしいと期待しているものの、実際にできていると評価している医師は8%程度で、この項目が最も期待と評価に開きがあった。

 

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