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キッセイ・新中計 16年度単体医薬品売上は横ばい見込む

公開日時 2014/05/09 03:50

キッセイ薬品は5月8日、14年度から16年度までの3カ年中期経営計画「PROGRESS3」を発表した。国内市場では、主力品の排尿障害改善薬ユリーフ、糖尿病領域のミチグリニドファミリー、EPO製剤のバイオシミラーに注力。透析時高リン血症薬の発売を計画する。この間の薬価改定も折り込み、16年度の単体医薬品売上高目標は、14年度予想とほぼ横ばいの473億円以上とした。

 
注力する製品のうちユリーフ(14年度予想売上137億7000万円=3.3%増)は、現在申請準備中のOD錠を追加し「排尿障害改善薬市場における処方患者数No.1」を目指す。
 
糖尿病領域のミチグリニドファミリー(グルファスト:14年度予想売上36億3000万円=6.5%増 ミチグリニドとボグリボースとの合剤グルベス:同30億2000万円=18.4%増)では、食後高血糖治療意義の啓発を進め、グルファストの再成長も図ることで売上拡大に取り組む。
 
透析領域では、EPO製剤のバイオシミラーであるエポエチンアルファBS注JCR(14年度予想売上53億3000万円=4.7%減)は高単位製剤も追加しシェアを拡大することに加え、新薬として透析時高リン血症薬「PA21」を発売することで、同社のプレゼンスを高める。
 
これら国内市場での取り組み、ライセンス収入を含む海外展開なども進めることで、16年度連結売上高は、14年度予想のより4.9%増の705億円以上を目標に掲げた。
 
この新中計は、将来の持続的な経営基盤を作ることも柱の一つ。同社は「まずは収益目標を達成し、その収益を研究開発に投資する。これにより、製品ポートフォリオを充実させ、収益構造の強化を図る」と説明しており、そのため研究開発を強化する。泌尿器、腎・透析、代謝・内分泌、婦人科、眼科の重点5領域に、中枢神経系領域(脊髄小脳変性症治療薬=現在フェーズ3)、アンメットメディカルニーズ領域(慢性便秘症治療薬=現在フェーズ2)、バイオシミラーも加え、17年度以降の成長に備える。
 
新中計の16年度目標は次のとおり。
連結売上高705億円以上(14年度予想672億円)
単体売上高610億円以上(14年度予想585億円)
   医薬品473億円以上(14年度予想475億3000万円)
   ヘルスケア食品43億円以上(14年度予想39億8000万円)
   ライセンス収入他94億円以上(14年度予想69億9000万円)
連結営業利益95億円以上(14年度予想75億円)
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