武田薬品 高血圧症治療薬ザクラス配合錠発売 ARBアジルバとCa拮抗薬を配合
公開日時 2014/06/19 03:52
武田薬品は6月17日、高血圧症治療薬としてARBのアジルサルタン(製品名:アジルバ)とCa拮抗薬のアムロジピンベシル酸塩を配合したザクラス配合錠を発売したと発表した。同剤はアジルサルタン20mgにアムロジピン2.5mgを含有する「LD」と、アムロジピン5mgを含有する「HD」の2規格を用意した。
同剤は1日1回投与。治験において主要評価項目である座位拡張期血圧について、アジルサルタンまたはアムロジピンによる単独療法と比較して有意に高い降圧効果を示した。薬価は、それぞれの単剤の合計よりも安価に設定され、いずれの規格も1錠140.60円。販売金額予測はピーク時10年後として210億円(中医協資料)。
また同日、アジルバ錠10mgも発売した。薬価は93.60円。