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BMS IFNフリーC型肝炎治療薬を発売

公開日時 2014/09/04 03:51

 ブリストル・マイヤーズは9月3日、インターフェロン(IFN)を要さず高率にウイルスを除去できるC型肝炎治療薬ダクルインザ錠60mg(ダクラタスビル塩酸塩)とスンベプラカプセル100mg(アスナプレビル)を発売したと発表した。抗ウイルス薬である両剤を併用する。IFNフリーの薬剤は日本で初めて。

 
これら薬剤は「セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるインターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者またはインターフェロンを含む治療法で無効となった患者のウイルス血症の改善」を適応とする。
 
現在の治療はIFNとリバビリンとプロテアーゼ阻害薬の併用が主流。新しいプロテアーゼ阻害薬が登場し、ウイルスの陰性化率は最大9割程度まで達しているが、一方ででIFN治療による副作用で治療を断念してしまうケースも少なからずある。また、高齢や合併症リスクなどでIFN治療を受けられない患者もあり、今回の薬剤は治療の選択肢を提供することになる。治験での陰性化率は9割近い。
 
ダクルインザは1日1回、スンベプラは1日2回、併用して24週間経口投与する。薬価はダクルインザ1錠9186.00円(1日薬価:9186.00円)、スンベプラは1カプセル3280.70円(1日薬価:6561.40円)。
 
適応追加申請も

また、同日の発表によると、両剤については「C型慢性肝炎のインターフェロンを含む治療法に適格の未治療患者および前治療再燃患者」に対する適応追加申請を行った。
 
 
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