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ノバルティスと小野薬品 貼付型認知症薬リバスチグミン 漸増期間短縮の用法・用量追加を申請

公開日時 2014/11/06 03:52
ノバルティスファーマと小野薬品は11月5日、経皮吸収タイプのアルツハイマー型認知症治療薬イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(一般名:リバスチグミン)について、維持量まで現在3段階になっている漸増法を1段階で済むようにする用法・用量追加の承認申請を行ったと発表した。薬剤の有効用量に到達する期間を短縮することで、より早期からの認知症治療を可能にする。

同剤は1日1回、背部などに貼付して使用する。現在は1日1回4.5mgから使用を開始して、原則として4週ごとに4.5mgずつ増量し、投与開始から12週後に維持量の1日1回18mgに達する3段階の漸増法になっている。今回申請した1段階の漸増法は、1日1回9mgを開始用量として4週後に18mgに増量し、維持量とする。

日本以外の国ではすでに1段階で漸増する用法・用量で使用されている。また、日本の医療現場や患者からの要望もあったことから両社はこのほど臨床試験を実施し、今回の申請に至った。

同剤はノバルティスが創製したもの。日本では小野薬品と2007年から共同開発して、11年4月に承認を取得し、同年7月から共同販売している。

アルツハイマー型認知症の治療に用いられる同剤を含むコリンエステラーゼ阻害薬は一般的に、忍容性の観点から、低い用量から投与を開始して徐々に維持量まで漸増させる。しかし、認知症の進行抑制のための治療をいかに早く始められるかが課題となる。このため、薬剤の有効用量に到達する漸増期間はできるだけ短くすることが望まれている。
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