メディパルホールディングスは、このほど子会社のメディセオが医療用薬や医療材料などを供給する拠点として新たに「水戸ＦＬＣ（フロント・ロジスティクス・センター）」を１月16日に竣工し、２月に稼働する予定になったと発表した。東日本大震災で被災し、2012年10月に閉鎖した旧・茨城物流センターの役割を受け継ぐ。被災経験を生かし、免震機能と自家発電装置に加え、竜巻や突風といったエリア固有の災害対策として複層ガラスなども導入した。

この施設は、高精度需要予測システムによる欠品のない定時・適量納品、高精度出荷システムによるミスのない完全梱包、得意先別梱包、個口スキャン検品、分割販売、土曜日配送などを行うとしている。エリア最大級の１万2000品目を在庫する。

また、物流のみならず、メディセオの７支店、医療機器卸のMMコーポレーションの１支店が同居し、営業拠点としての機能も備える。鉄骨造、地上２階建。設備投資額は総額約20億円（土地4.5億円、建物・設備等約15億円）。住所は茨城県水戸市内原１－134