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味の素製薬とキッセイ 開発中の潰瘍性大腸炎治療 共同開発・販売契約締結

公開日時 2015/04/01 03:52

味の素製薬とキッセイ薬品は3月31日、味の素製薬が国内で潰瘍性大腸炎治療薬として開発中の経口α4インテグリン阻害剤「AJM300」とブデソニド注腸フォーム製剤「AJG511」について、国内で共同開発・販売を行う契約を締結したと発表した。味の素製薬の製造販売承認取得後、同一製品名で共同で販売する。

 

味の素製薬は消化器疾患領域に注力しており、両剤の価値最大化の加速化を図るため提携した。キッセイ薬品は、アンメットメディカルニーズ領域で慢性便秘症治療薬の開発を進めており、同領域の製品拡充につながる。

 

「AJM300」 は味の素製薬が創製し、現在フェーズ3。炎症部位への過剰なリンパ球浸潤を抑制するという新規作用を有し、これまでの臨床試験で経口α4インテグリン阻害剤として世界で初めて有効性が確認されているという。既存の5-アミノサリチル酸製剤、ステロイド製剤を用いても効果が十分得られない患者の新たな選択肢となることが期待されるとしている。2018年度の承認申請を目指す。

 

「AJG511」は、味の素製薬が独のDr. Falk Pharma社より導入し、現在フェーズ3。局所作用型ステロイドであるブデソニドを有効成分とする泡状の注腸製剤(注腸フォーム製剤)で、泡状であることにより直腸およびS状結腸の炎症部位に薬剤が到達し、投与後にも漏れ出しにくいという特徴があるという。欧州では既に発売されている。日本では2016年度の承認申請を目指す。

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