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【World Topics】ネット情報から医薬品副作用情報を同定

公開日時 2015/08/17 03:50

米国FDAは、インターネット・サーチエンジン大手のGoogleと「同社の検索情報から、まだ公になっていない医薬品の副作用情報を抽出する方法について」協議 を開始したと報じられ、またマイクロソフト社とも医薬品の副作用情報検知方法に関する非公式な協議を続けてきていると報じられている。 (医療ジャーナリスト 西村由美子)


http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-07-15/your-google-searches-could-help-the-fda-find-drug-side-effects


FDAは本件に関する公式な取材には応じておらず、またGoogle社もマイクロソフト社もノー・コメントを通しており、わずかにFDAスポークスマンChris Kellyが 「Google社のデータと解析技術を副作用イベントの同定尼活用できるか検討している」と述べているのみ。



FDAの共同研究者と目されているのはGoogle社のシニア研究員Evgeniy Gabrilovichで、専門はデータ・マイニング技術。前職であったYahoo!社の研究員時代に、Yahoo!社の1億7600万件の検索データ(2010年度)を用い、インタネット上の情報から医薬品の副作用情報を析出する方法について考察した論文を学術誌”Journal of Medidal Internet Research”に投稿し、掲載されている。



慎重に選定された特定条件をみたす被験者だけを対象とする「治験」では新薬をテストするのはせいぜい数千人。上市後に実際にその医薬品を使用する消費者野比して圧倒的に少ない。中にはいわゆる副作用ではなく、服用量を守らない、取り扱不適切などのケースもあるであろうが、それらのデータも製薬企業、薬局、医療機関等の患者・消費者に対する対応改善の手だてを提供することができる。


厚労省が医薬品副作用情報尾収集する公的なプロセスは所定の書式に情報を記入して情報提供してもらう仕組みで、年間数百万件の情報提供が寄せられている.だが、システムは1990年代以来ほとんど改良されていない。

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