始まった中核病院の変化〜地域包括ケア病棟ってなに?
公開日時 2015/09/30 00:00
中小企業診断士平田雄一郎超高齢化社会が到来する2015年に向けて、厚生労働省は地域包括ケアの構築を急いでいる。地域で医療と介護を一体的に提供する仕組みを構築することで、高齢者の地域での生活、看取りまでを支えるというものだ。こうした中で、医療現場も変化を始めている。高齢者の医療ニーズが多様化する中、大病院から中小病院、診療所も、機能分化も必須となる。特に地域の中核を担う地域中小病院の役割は重要である。地域包括ケアを支える中小病院の機能を理解し、医薬情報活動につなげることは、GPマーケットを担当するMRにとって、自社医薬品の適正使用の推進にも重要な活動になることだろう。本連載では、中小病院の担う役割とMRがどう医薬情報活動を取り組んでいくのかを中心に論じたい。地域包括ケア病棟は医薬情報活動の重要...