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大塚HD・15年通期決算 国内は主力品好調で6.8%増収 米国ではエビリファイ特許切れで売上半減

公開日時 2016/02/15 03:50
大塚ホールディングス(HD)が2月12日に発表した2015年12月期(1~12月)決算は、国内医療関連事業では、抗精神病薬エビリファイをはじめ主力品が好調で、売上高は3861億円、6.8%増だった。
 
同社は14年に12月期決算に変更したため、前年との増減を公式には示していないが、前年との比較は、14年1月~12月(未監査)と比べる形で出した。
 
国内医療関連事業の製品売上を見ると、主力のエビリファイが356億円、7.5%増だったことに加え、グループの大鵬薬品の抗がん剤アブラキサンが膵がんの適応追加などでほぼ倍増の206億円となった。大塚製薬の水利尿薬サムスカも適応拡大などの影響で257億円、65.5%増、抗てんかん薬イーケプラが233億円、32.7%増となるなど、抗血小板薬プレタール、胃炎・胃潰瘍治療薬ムコスタの長期収載品の2割近い減収をカバーして、増収となった。
 
全世界医療関連事業は14.9%減収 1兆円割れ
 
全世界の医療関連事業では、米国でのエピリファイの特許切れの影響が大きく、売上高は14.9%減の9718億円で、1兆円を割り込んだ。同事業のセグメント営業利益も33.1%減の1568億円だった。
 
エビリファイの米国売上は、14年の5225億円から15年は2421億円の53.7%減。同剤の全世界売上高は46.9%減の3475億円、16年通期では1010億円の予想を示した。それら影響もあり、飲料等を含む全事業の16年通期営業利益は、半減の700億円を計画した。
 
【連結実績 前年同一期間比(未監査) 16年度予想】
売上高 1兆4452億2700万円(8.1%減) 1兆2500億円(13.5%減)
営業利益  1518億3700万円(29.0%減) 700億円(53.9%減)
経常利益  1598億9900万円(32.2%減) 800億円(50.0%減)
純利益    840億8600万円(45.8%減) 500億円(40.5%減)
【主要製品の国内売上 前年同一期間実績(未監査)16年度予想、億円】
エビリファイ 356 (331) 360
エビリファイメンテナ 13 (‐) 70
プレタール 233 (281) 175
ムコスタ 114 (141) 80
ティーエスワン 293 (307) 235
ユーエフティ 75 (82) 60
ユーゼル 105 (106) 100
ロンサーフ 94 (23) 205
アロキシ 129 (113) 132
アブラキサン 206 (105) 210
イーケプラ 233 (176) 260
サムスカ 257 (155) 250
ムコスタ点眼液 45 (36) 55
ニュープロ・パッチ 83 (56) 105
スプリセル共同事業 312 (289) 320
ゾシン及びタゾシン(原薬供給) 134 (167) 105
臨床栄養 882 (876) 850
 
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