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米FDA 違法医薬品販売サイト4402件を取り締まる

公開日時 2016/06/14 03:50

米食品医薬品局(FDA)は6月9日、関係当局と共同で5月31日から6月7日の間に、危険な医薬品や未承認医薬品などの違法販売を行っていた4402件のインターネット薬局サイトの削除を求めるなどの取り締まりを行ったと発表した。同取り締まりは、国際刑事警察機構(INTERPOL)が主導している偽造医薬品や違法医薬品販売などに対する国際的取り組みである第9次パンゲア作戦(第9回年次国際インターネット行動週間:IIWA)の一環である。IIWAは年1回開催されている。

削除を求められた4402件のなかには、染料、防腐剤や除草剤として使用される化学物質2,4-ジニトロフェノール(DNP)を体重減少薬として販売していた薬局サイトが110件あった。FDAはこれを医薬品としては承認していない。2013年には、インターネットでDNPを購入、服用した死亡例が報告されている。

FDAは、上記4402件のほかに、未承認薬や偽造医薬品を販売した53件のサイトに対しても警告状を送付した。また、国際郵便局(International Mail Facilities)のサンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークの各支局で違法医薬品と疑われる797の小包を押収した。これらは、うつ病、ナルコレプシー、高脂血症、緑内障、喘息などの治療を適応とした未承認薬であることが分かった。

FDA犯罪捜査部(OCI)のGeorge Karavetsos部長は、「危険な未承認薬の違法なインターネット販売を防止することは、消費者の健康を守るのに非常に重要だ」と指摘したうえで、「第9次パンゲア作戦は、消費者の健康と安全よりも儲けを重視する犯罪者から米国と世界の消費者を守るため、FDAが国際的な協力者とともに取り組み続けていることを示している」とコメントした。

第9次パンゲア作戦の目的は、違法な医薬品の製造者や販売者を特定することとそれら製品をサプライチェーンから排除することである。

今回の取り締まりは、FDAの犯罪捜査部(OCI)、薬事規制部(ORA)および医薬品評価研究センター(CDER)が共同で対処した。

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