古典を読むと、本当に頭にアンテナが立つのか
公開日時 2016/07/15 05:00
情熱的読書人間榎戸誠【ビジネス書か古典か】『ブレない自分をつくる「古典」読書術』(小倉広・人間塾著、日刊工業新聞社)は、ビジネス書を10冊読む時間があるなら、古典を1冊読むことを勧めている。古典を読むと、どういう変化が起こるのだろうか。「一言で言うならば『ブレない自分をつくる』ことができるのです。自分の中に確固としたゆるぎない太い芯ができ、悩みや苦しみを前にしても、自分がどう行動すべきか迷わなくなるのです」。古典はありとあらゆる課題に対応可能な体質改善療法だというのである。古典から得られるものは何か。「ビジネス書では知識や技術といったスキルが得られます。スキルは使う人によって生きもすれば死にもするもの。スキルは人間力という土台があってこそ生かされるものです。人間力という土台がなければ、スキル...