久光 経皮吸収型非ステロイド性疼痛薬「HP-3150」 17年度中に腰痛症でP3開始へ
公開日時 2016/07/27 03:50
久光製薬は7月25日、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療薬「HP-3150」(開発コード)について、2017年度中に腰痛症を対象とした国内フェーズ3(P3)試験を始める予定と発表した。プラセボ対照のP2試験で有効性を確認し、重篤な有害事象は認められなかったとしている。
現在、がん性疼痛を対象にP2/3試験を実施しており、こちらの適応症では今年度中の申請を目指している。同社は「幅広く痛みの領域をカバーする薬として開発する」としている。
HP-3150は、同社のTDDS(経皮薬物送達システム)技術を用いて開発した非ステロイド性抗炎症薬を有効成分とする全身性の経皮吸収型製剤。安定した血中薬物濃度を維持して効果を持続させる。