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PhRMA 臨床試験の重要性を啓発

公開日時 2017/05/16 03:50

米国研究製薬工業協会(PhRMA)は5月1日、「臨床試験啓発週間」を機に、消費者に対して臨床試験の重要性を訴える声明を発表した。

臨床試験啓発週間は、臨床試験啓発連合(Coalition for Clinical Trials Awareness:CTCA)が主催し、官民一体となって毎年5月初旬に消費者に臨床試験についての認知度の向上を目指して展開している。今年は5月1~5日まで行われた。

臨床試験啓発週間には、首都ワシントンで、FDAの係官や患者団体代表、臨床試験専門記者らによるシンポジウム「どうすれば連邦政府は、臨床試験の認知向上を図れるか」が開催された。

PhRMAは、臨床試験は薬剤のベネフィットとリスクを評価するために不可欠であり、多数の臨床試験が実施されているにも拘らず、米国の消費者は臨床試験で患者が毎日のように救命されていることを知らないと指摘、その啓発の必要性を訴えた。

臨床試験が患者の健康回復に加え、各地の病院、大学などで実施されており、地域経済に貢献していると説明した。製薬・医療機器企業は試験経費の90%を負担しているとした。2013年には全米で100万人以上が試験に参加したという。業界が出資している臨床試験は、注意深い監視のもと、医療研究センター、CRO(臨床試験受託機関)、大学医学部・薬学部、病院および財団など地域の機関と共同で実施されている。

PhRMAは、患者以上に研究開発(R&D)プロセスの中で重要な要素はないと述べたうえで、その要素を尊重するために、バイオ・医薬品産業は、ますますR&Dプロセスの全要素を通して、患者の観点に重点を置いているとの立場を改めて示した。

PhRMAは、2017年のCTCAを迎えたことを祝し、消費者には臨床試験について一層の理解を深めることを求めた。

CTCAは、学会、患者団体、研究機関、医療関係財団など40以上の組織が構成している臨床試験の啓蒙啓発を目的として活動している非営利団体。

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