畑中ファーマ・コンサルティング畑中和義ＭＲの新しい役割を「患者中心の医療」の視点から探りたい、これが本誌に掲載する目的だ。ＭＲをめぐる社会や医療の環境は常に変化している。その変化に対応できないとＭＲは社会に受け入れられない。「ＭＲ不要論」はその現れだ。これからの医療が目指すべき方向性は「患者中心の医療」と考えている。「患者中心の医療」の基本は、患者と医療者がパートナーシップを築き、そのうえで患者が主体となって治療方法を選び病気に立ち向かうことである。ＭＲが「患者中心の医療」にどのように参加し､どのような貢献ができるか考えることが必要だ。その先にＭＲの新しい姿が見えてくる。「患者中心の医療」をイメージして欲しい。患者（家族）を中心にして、医療者（医師、看護師、薬剤師など）や支援者などが輪になっ...