ファイザー ALK陽性非小細胞肺がん治療薬ロルラチニブを承認申請
公開日時 2018/02/02 03:50
ファイザーはこのほど、ALK陽性非小細胞肺がん治療薬としてロルラチニブ(開発番号:「PF-06463922」)を日本で承認申請したと発表した。申請日は1月30日。同剤は、ALK阻害剤が効かなくなった患者の腫瘍に生じた変異(耐性変異)を解明することにより創製した薬剤で、耐性変異がみられる変異型ALKにも効果が期待されるという。
予定する効能・効果は「ALKチロシンキナーゼ阻害剤に抵抗性または不耐容のALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」。米国では2017年4月に、1剤以上のALK阻害剤による前治療歴を有するALK陽性転移性非小細胞肺がん治療におけるブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)指定を受けている。同剤を承認した国はまだない。