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ヤンセン・フウリガン社長 18年に4製品上市、5製品適応拡大に自信

公開日時 2018/05/29 03:51

ヤンセンファーマのクリス・フウリガン代表取締役社長は5月28日、都内で会見に臨み、18年に乾癬治療薬・トレムフィアなど4製品の上市、5製品の適応追加を予定していることを明らかにし、成長に自信を見せた。2017年の後発品を除く医薬品業界で成長率が第2位だったことも紹介し、引き続きアンメット・メディカルニーズに注力する姿勢を強調した。日本市場について、フウリガン社長は「ヤンセンにとって世界第二位の市場で、プライオリティーを置いている」と説明した。一方で、18年4月に実施された薬価制度改革の影響を踏まえ、「日本市場は難しくなっている」との見方も表明。アンメット・メディカルニーズへの投資の必要性が増す中で、コスト抑制策が必要との見方も示した。

同社は18年中に、トレムフィアのほか、多剤耐性結核治療薬・サチュロ、去勢抵抗性前立腺癌治療薬・アパルタミド、HIV治療薬・リルピビリン塩酸塩/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩配合錠の上市を予定する。日本市場での上市に積極的だが、研究開発拠点としても「世界の革新を加速する主要拠点」に位置付ける。実際、パイプラインでは50以上のプロジェクトが進み、30以上が計画中という。

◎フウリガン社長 予算も含めた社内的プレッシャー「あり得る」 日本市場変化受け


フウリガン社長は、2018年4月実施の薬価制度抜本改革について、「適切な価格でリワードを受けれるよう、当局と交渉することが重要だ」との考えを表明。革新的新薬創出に注力する製薬業界を“パートナー”として協力しながら、新規性の高い製品の評価を訴求する姿勢を示した。一方で、「予算も含めて、プレッシャーは社内的にあり得る。医療、そして様々な市場におけるコスト抑制策についても改善する必要がある」とも述べた。

費用対効果評価の本格実施も控える中で、「日本市場は難しくなっている。価値のある製品だということを証明しないといけない。患者アクセスを確保するために投資もしないといけない。データも出していかないといけない。アンメット・メディカルニーズのへの投資が必要になる」との見方を表明。「日本での発売には、より時間がかかってくるところもある」とけん制した上で、「患者がデメリットを受けない形で製品に対するサポートをしていかないといけない」と強調した。

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