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SRL 検体集荷・物流部門を分社化 物流コスト低減狙う 再生医療領域のサービス視野

公開日時 2019/02/18 03:50
みらかホールディングス(HD)は2月15日、子会社で臨床検査のエスアールエル(SRL)が検体集荷・物流部門を分社化したと発表した。4月の事業開始を予定する。国内検査市場の停滞で効率化が迫られる検体集荷、物流部門をSRLから分社化することで、物流コストの低減を図る。また、同業他社との共同配送、今後成長が見込まれる再生医療・細胞治療における細胞等の搬送サービスにも、アライアンスも視野に取り組む。

分社化して新設した会社は、合同会社クリニカルネットワーク(東京都港区、資本金1000万円)。現在、事業計画の作成などを詰めている。
 
みらかHDによると、国内検査市場では、高齢化で検査数は増加しているものの、単価は下落、市場が停滞している。その中で物流の効率化、コスト削減が課題だった。効率化策の1つとして、同業他社との共同配送などのアライアンスを検討する。また、新たな市場として成長可能性のある再生医療・細胞治療市場における検体や細胞の搬送サービスの確立を図り、事業の強化を進める。
 
再生医療・細胞治療領域ではSRLは、免疫関連疾患分野の細胞治療技術の実用化を目指すバイオベンチャー「JUNTEN BIO」(東京都中央区)と検体検査業務や治験支援業務の受託などで業務提携契約を18年12月に締結している。

みらかHDは「幅広く事業展開を図り、競争力のある物流をはじめとした業務プラットフォームの構築を目指す」としている。
 
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