【19年1月リスト 短期連載6】認知症 「発症抑制」目指しチャレンジ続く
公開日時 2019/02/27 05:00
■難航する新薬開発医療界や製薬業界に限らず、社会全体の関心が高い認知症。2025年には患者数が700万人、実に65歳以上の高齢者の5人に1人に達すると推計されている。一方で、アルツハイマー病に起因する認知症(アルツハイマー型認知症)に対して、抗アミロイドβ抗体やBACE阻害薬といった新薬開発が難航しているのも周知の事実だ。そうした中で、ミクス編集部が製薬企業69社を対象にまとめた「19年1月改訂版新薬パイプラインリスト疾患別」(18年11月調査、P2以降の国内開発品を整理・集計)を見ると、認知症および関連する開発品が14プロジェクトあった(表)。抗アミロイドβ抗体やBACE阻害薬も引き続きラインアップされているが、開発の焦点が、アルツハイマー病の早期の患者の進行抑制や、認知症の発症そのものを...