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バイエルと参天 滲出性AMD用薬アイリーア 発売1か月で2000人使用

公開日時 2013/01/22 04:02

バイエル薬品と参天製薬は1月21日、滲出性加齢黄斑変性(AMD)に用いる眼科用VEGF阻害剤アイリーア(一般名:アフリベルセプト硝子体内注射液)の発売記者会見を都内で開き、2012年11月27日の発売開始から年末までの1か月あまりで同剤が2000人に使用されたことを明らかにした。バイエル薬品は、今回が眼科領域への初参入となるが、同領域で3分の1強のトップシェアを誇る参天製薬とのコ・プロモーションで潜在的未治療患者65万人の市場開拓を目指す。バイエル薬品のセバスチャン・グート社長は会見で、「眼科用VEGF阻害剤のマーケットリーダーを目指す」と述べた。

滲出性AMDの推定患者数は69万人だが、治療患者数は4万人にとどまる。アイリーア発売前の治療薬の選択肢には、レーザー治療用の静脈注射ビスダインとVEGF阻害剤2製品があり、このうちVEGF阻害剤のルセンティス(ノバルティス、09年3月発売)が主要薬となっていた。

アイリーアの用法はフェーズ3(VIEW1、VIEW2)データに基づき、導入期で1か月毎投与×3回、維持期では2か月毎の定期投与。両社は維持期においても計画的投与が可能な点を、アイリーアの訴求ポイントに据えてプロモーションする意向だ。

現在適応追加申請作業が進められており、網膜中心静脈閉塞症(推定患者数14万人)が申請中、糖尿病黄斑浮腫(同90万人)や近視性脈絡膜新生血管(同20万人)は申請準備中となっている。

世界の眼科市場は、10年の160億ドルから22年には倍以上の356億ドルへ伸長すると推定される。一方、国内の眼科薬市場規模は現在2500億円。成長著しい網膜疾患治療薬については過去4年間で5倍に拡大しており、今年は300億円程度の売り上げが見込まれている。    

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