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武田薬品 PPIタケプロンと低用量アスピリンの合剤を承認申請 初の組み合わせ

公開日時 2013/03/28 04:02

武田薬品は3月27日、消化性潰瘍治療薬タケプロン(一般名:ランソプラゾール)と低用量アスピリンとの合剤を日本で、同日付で承認申請したと発表した。高齢化の進展に伴って脳梗塞や心筋梗塞の再発予防のために低用量アスピリンを服用する患者が増えているが、低用量アスピリンの副作用として胃潰瘍や十二指腸潰瘍などが生じることがある。このため、低用量アスピリンの投与を継続する必要のある患者では、潰瘍発症の抑制が重要となり、タケプロンなどのプロトンポンプ阻害薬(PPI)が併用されている。

武田薬品によると、日本人の低用量アスピリン服用患者での潰瘍発症率は11.7%とのデータがある。ただ、低用量アスピリンの服用患者数の明確なデータはないという。なお、厚労省の資料では、アスピリン服用患者数は2005年で年間520万人とされる。

タケプロンは効能・効果のひとつに、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制が認められている。今回の合剤申請にあたり、併用投与のデータと合剤投与のデータで生物学的同等性を検証した。承認されれば、国内初のPPIと低用量アスピリンとの配合剤になる。

武田薬品は、「タケプロンと低用量アスピリンを合剤化することで利便性が向上し、患者さんの飲み忘れを防ぐことで、より長期にわたり潰瘍の発症を抑制しながら低用量アスピリンを服用いただくことが期待される」とコメントしている。

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