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ファイザー 社員の喫煙者ゼロへ 禁煙治療費の自己負担分を全額補助

公開日時 2010/05/26 04:01

ファイザーは5月25日、就業時間内の社員の喫煙をなくすため、禁煙治療にかかる自己負担分を会社が全額補助すると発表した。2010年4月30日~11年5月31日までの期間に、同社の禁煙補助薬チャンピックス(一般名=バレニクリン酒石酸塩)が保険適用となる治療プログラム(12週間・5回通院)を終了した社員に対して、自己負担分を全額支給する。会社負担は1人当たり約2万円となる。同社ではこれまでに5000円の補助を実施していたが、禁煙挑戦者のサポートをより充実させて、人々の健康に貢献する製薬企業の姿勢を示すとともに、社員や家族の健康維持や受動喫煙の防止に取り組む。

同社は、チャンピックスを発売した08年5月から就業時間内の全社禁煙の取り組みを始めた。この結果、07年に27.0%だった社員の喫煙率が09年に14.8%まで減少し、一定の効果をあげた。ただ、同社は今回、最終的に喫煙率0%を目指して「喫煙者ZERO宣言」を掲げ、「全社禁煙2周年キャンペーン」として治療費を全額補助することにした。

●11年6月から就業規則に禁煙を追加

更に11年6月から就業規則に就業時間中の禁煙を追加することも決定。社員の採用活動でも喫煙者に対して、入社時までに禁煙を強く求める方針だ。

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