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アルフレッサHD・石黒社長 価格交渉「長期品・GEに対する要求きつい」

公開日時 2010/11/08 04:00

アルフレッサホールディングスの石黒傳六社長は11月5日、11年3月期第2四半期(4-9月)決算説明会で、価格交渉についての質問に対し、新薬創出加算や加算品目の製品価値について「かなり理解は頂いていると思っている」としつつも、「価格全体について、安いとか高いとかはまだ議論の余地がある」と説明し、特に長期収載品やジェネリック(GE)に対しては「価格の要求はきつい」と引き下げ要求にさらされていることを明らかにした。同社の価格妥結率は金額ベースで34.6%、軒数ベースで68.5%。

同社長は、新薬創出加算品目とそれ以外の製品について「明らかに値引き率は違う」と述べ、価格にメリハリをつけた差別化戦略で臨んでいるとした。その中で医療施設側からの長期収載品やGEに対する引き下げ要求が厳しいことを明かした。一方、現在加算品目ではなく、メーカー側が次回改定で加算取得を狙う新製品の扱いで、医療機関側の認識ギャップがあるのではとの質問には、「次回に何としても取得したいという決意のメーカーと、そうでないメーカーとでは、仕切価のみならず、販促等も違う。(加算品以外の新製品の価格の扱いで施設側と)大きくもめているということはない」と答えた。

第2四半期現在の妥結率について同社長は「正直ちょっと低いが、決して想定外ではない」との認識を示し、適正利益確保のため、当初方針の薬価差1.5%圧縮は「死守」との姿勢で今後の価格交渉に臨むとした。「状況は楽観できないが、(医薬品の価値について)きちんとお話できる素地はできてきた」と述べ、妥結の見通しについては「本年末が1つのヤマ、次のヤマが2月」との見方を示した。価格交渉も計画どおり進めるとして、決算通期予想を変更しなかった。

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