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骨粗鬆症治療薬 今後4週1回製剤の服用希望が7割 患者調査で

公開日時 2011/10/19 04:01

 骨粗鬆症財団は、ビスフォスフォネート製剤を服用する222人の患者を対象に使用上の不満や今後の期待などをインターネットで調査した結果を発表した。その中で調査した7月時点では発売されていなかった4週1回製剤への関心を尋ねたところ、服薬希望が71.6%に上った。同治療薬の不満に服薬方法が面倒であることを挙げた人が3割強いたことから、それらが改善されることへの期待の表れと同財団はみている。

調査によると、現在は週1回製剤を服用している患者が80.2%。これから長期間にわたる服用を前提に4週1回製剤への関心を尋ねたところ、「ぜひのんでみたい」が17.6%、「のんでみたい」と「どちらかといえばのんでみたい」がそれぞれ27.0%だった。

背景にあるとみられる治療薬の不満では、最も多い「特になし」(39.2%)に次いで多いのが、「思ったよりも効果が実感できない」(34.2%)、「のみかたが面倒」(23.4%)。服用方法について同剤は「起床時(朝食前)に十分量の水で服用し、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食、他の薬剤の摂取も避ける」ことになっており、実際そこを不満に思う声は少なくない。4週1回製剤は、その煩わしさが改善され、のみ忘れも減るとの期待が患者にあることが、この調査の回答から見てとれる。

とはいえ、現在服用している薬のままでよいとの声も28.4%あり、その理由として最も多いのが「のみ忘れが増えそう」(65.1%)だった。

4週1回製剤は、この調査のあとの9月に、リカルボン錠(ミノドロン酸水和物、小野薬品)とボノテオ錠5(同、アステラス製薬)が発売された。

なお、MONTHLYミクス10月号「患者に聞く処方薬のココが不満」では、骨粗鬆症治療薬を取り上げている。医療専門市場調査会社アンテリオの患者対象調査「ANTERIO Patient Mindscape」(APM)の協力を得たもので、それによると、薬に何らかの不満があるとした人に聞いたところ、最も多かったのが効果で、今回の財団調査と同じ結果。服用方法については「その他」の不満で表明された。

詳細は10月号(11月1日発売)に掲載した。また、ミクスOnlineのプレミア会員(有料)向けには、ビスフォスフォネート系、ビタミンD3製剤、SERMの代表的な薬剤1剤ずつの項目別不満割合を公開している。
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/41439/Default.aspx

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