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へき地医療 医師の3人に1人が「検討しても良い」 勤務体制や待遇に関心高く

公開日時 2013/05/17 05:02

ケアネットは5月16日、医師を対象に実施したへき地医療に関する意識調査結果を発表した。へき地医療に現在携わっていない医師の3人に1人が「検討しても良い」と考え、勤務体制や待遇に関心があることがわかった。へき地医療を経験した医師からも、1人の医師に24時間の負担をかけるのではなく、チーム制や輪番などの体制整備によって携わる医師が増えるのではないかとの意見が複数見られたという。へき地医療充実へのカギのひとつに“チーム制”が指摘された格好だ。

調査はCareNet.com会員医師を対象に実施したもの。有効回答数は1000サンプル。調査時期は4月26日。方法はインターネットリサーチ。回答医師は30代以下16.7%、40代34.9%、50代32.8%、60代以上15.6%――。へき地医療の経験では、現在携わっている医師が7.5%、パートタイム、巡回、ドクターヘリなど常勤以外で携わっている医師が4.8%、医局からの派遣など以前携わっていた医師が23.9%で、全体の3割以上が何らかの形でへき地医療の経験を持つ。

現在へき地医療に携わっていない医師877人に対して、へき地医療に携わることに対する考えを聞いたところ、「将来的に考えたい」7.9%、「勤務体制次第」12.1%、「待遇次第」14.7%――となり、計34.7%が検討の可能性があると回答したことになる。この検討の可能性は30代以下が5割近くと最も多く、年代とともにこの割合が減る。

一方で、「関心はあるが、携われない」は48.7%、「関心がない」は16.6%で、「子どもの教育や親の介護」「多忙で余裕がない」「開業していて自分の交代要員がいない」などが主な理由に挙がった。ベテラン医師からは「医師が少ない中では診療科を問わず広く診る必要があるが、自分の専門科以外を診る自信がない」との声も寄せられた。

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